公務員試験の受験を決めたら、勉強は1日でも早く始めた方がいいです。

公務員予備校や公務員専門学校を利用する方にとっても、同じことが言えます。

とはいえ、試験本番まであまり時間がない方もいることでしょうし、そのような方は今から予備校を利用して合格できるのかどうか、不安になりますね。

このページでは、いつから通うのがベストなのか職種別に解説しています。

電車で公務員試験について調べる女性

合格に必要な勉強期間ってどれくらい?

合格に必要とされる勉強期間は、受験する職種や、受験生自身の能力によって異なります。

たとえば教養試験のみの試験と、専門試験も出題される試験とでは、学習必要時間は全く異なりますし、受験生が専門試験科目を既に学習済みの場合と、そうではない場合とでは、異なることは明らかです。

以下の情報は、公務員試験の受験対策講座を長年開講しているLEC公式サイト上で発表されていた職種別の勉強期間の目安です。

国家総合職レベル 10~15ヶ月
地方上級・国家一般職レベル 7~12ヶ月
教養試験のみの市役所、警察官・消防官レベル 4~10ヶ月
高卒公務員 4~10ヶ月

以上のようになっています。

ざっくりいうと、専門試験が出題される場合は、最低7か月くらい
教養試験のみの場合は最低4か月くらいが目安と言えます。

何月から勉強をはじめるのがベスト?

地方上級・国家一般職の場合

公務員試験の中でも最も人気のある国家一般職・地方上級職の場合、通常6月に試験があります。

ですので、余裕があれば本試験前年の6月、最低でも前年9月・10月くらいまでには予備校利用をスタートさせたいところです。

国家総合職の場合

国家総合職は通常4月に試験がありますので、余裕があれば本試験前年の1月、最低でも前年6月がベストでしょう。

教養のみ市役所の場合

教養のみの市役所の場合は、6月下旬のA日程、7月下旬のB日程、9月下旬のC日程に分かれます。

ですので、A日程受験の場合は最低2月から、B日程は3月から、C日程は5月からの準備が必要でしょう。

警察官の場合

警察官の場合は5月~7月に試験が実施されることが多いので、1月~3月からということになります。

高卒公務員試験の場合

高卒程度の公務員試験は5月~7月に実施されることが多いので、1月~3月からということになります。

最低何か月で合格できるか?

以上、あくまでも一般的な学習開始時期です。

実際は人によってそれぞれ必要学習期間が異なりますので、ベストな開始時期も異なります。

もっと短期間で合格している受験生もいますし、教養のみなら対策らしいことはほとんどせずに1次合格する例もあります。

事実、LECの最低3ヶ月で公務員試験に合格できるクイックマスターコースは、毎年人気の定番になっていますし、実際短期間合格している人もいるようです。

つまり、LEC情報を信じるならば、最低3ヶ月あれば過去問中心学習で1次合格できる可能性があるのではないでしょうか。

ちなみに私自身の個人的体験では、国家一般・地方上級狙いで10月開始でした。

ですが、専門科目の知識ゼロ・なおかつ仕事をしながらの予備校利用だったことで間に合わず、1回目の受験は不合格になってしまいました。ちなみに全く同じ条件ではじめた友人は合格していましたので、個人差はあると思います。

まとめ

繰り返しますが、

・専門試験が出題される場合は、最低7か月くらい前から
・教養試験のみの場合は最低4か月くらい前から

が大まかな目安と言えます。

自分の受験したい試験日程を確認して、逆算すると勉強開始時期がわかります。

当たり前ですが、出題科目と学習経験、勉強に使える時間がどれくらいかによって必要な時間が異なります。

学生さんと無職の人、社会人という状況によっても異なるでしょう。

早めの開始を前提に、いつから始めるか考えてみてください。