予備校のカリキュラムをしっかり消化し、見事国家総合職の法律区分に最終合格した勉強法です!
タリスマンさん(21歳)
述べ学習期間 15ヶ月
勉強法 予備校/専門学校の利用(TAC)
受験結果(2018年度)
国家総合職大卒程度法律:最終合格
勉強方法(教養/専門/論文)
・一次試験(教養択一)
ほとんど勉強していない。講義は知能分野(数的処理・文章理解)の予備校の講義は一通り見たが、知識分野については時事問題以外勉強しなかった。
一般的には、知識分野はコスパが悪いので、知能分野で安定的に点数を取るべきだと思う。全体で5割(40点中20点)取れれば問題ない、できれば専門択一で稼いで一次試験は突破したいところ。
役に立った教材:速攻の時事
・一次試験(専門択一)
予備校の講義を基本に勉強した。講義に合わせてテキストをマーカーをひきながら復習、過去問演習のサイクルで勉強した。ただし過去問が全部解けても本番は6割くらいしか取れないと思う。予備校の講義があればその理解に徹した方が良い。
基本書については、芦部憲法だけは一応勉強したが、予備校に通っていればそれに丸投げすれば良いと思う。判例百選も憲法で少し使ったけれども、まずは予備校の講義やテキストで体系的な理解をしたいところ。
専門択一は非法学部でもちゃんと勉強すれば8割(40問中32問)目指せるし、点数も安定しやすい。傾斜配点にもなっているので、教養択一よりもこっちの方に力を入れて勉強するべき。
・二次試験(専門論文)
予備校の講義と答案練習のみ。これは書き方にしてもそうだし、誰かに見て添削してもらう必要があると思う。予備校に通っている人は、最初はほとんどまともに書けないと思うが、勇気を出して毎回参加するべき。ほとんど0点に近い答案からスタートして、最終的に合格した人たちはたくさんいる。
一次試験の勉強が終わっていないからといって、答案練習をサボるのは得策ではない。とにかくあたって砕けてでも書いて見てもらうことが必要。最終的に3科目平均して6割とれれば問題ない。
・二次試験(政策論文)
これも予備校のみ。復元答案とその答案の評価を見て、雰囲気をつかむことがまずは大事だと思う。あとは省庁説明会で話しているような話も役に立つことがある。政策論文は高得点を狙って取るのは難しい。とにかく足切りを食らわないのがポイント。
勉強方法(面接試験対策)
予備校の講師に面接カードを数回添削してもらい、模擬面接を数回受けた。予備校の模擬面接も、なるべくいろんな講師と面接した方がいいと思う。ある先生からはA評価をもらっても、他の先生からはC評価をもらうというのは珍しい話ではない。できるだけいろんな人に見てもらおう。
また、友達同士で面接カードを見せ合って意見を言うのも良いし、民間就活で面接に慣れておくことができればかなり良いと思う。
人事院面接試験は半分以上が確かC評価なので、とりあえずC評価がとれれば問題ないが、AやBがもらえるとかなりのアドバンテージになる。ごく稀にE評価(足切り)もあるので一応注意しておく必要があるが、まともにとりあえず話せていれば足は切られない。
試験を受けた感想(筆記・論文・面接)
・一次試験
私が受けたのは難化した年だったので、自己採点をしたときはかなり焦った。予備校のデータリサーチなどを利用するのが良いと思う。予備校によって精度に差はあるが、国家総合職講座を長年持っている大手であればそんなに大きく外れることはない。
一次試験が終わった後は不安で勉強に手がつかなくなりがちだが、ギリギリの人ほどこの時期に二次試験の勉強をしておくべきだ。
・二次試験
普段の練習通りの結果が出たと感じた。一つの科目でこけても他の科目ができていれば問題ない。でも、せっかくならもうちゃっとやっておけばよかったかもとも思う。
・人事院面接
面接官は無愛想な人たち3人だった。予想外の質問も飛び出してきて、やや言葉に詰まることもあったが、できる範囲で頑張って答えれば最低限の評価(C)はくるものだなあと実感した。
受験生へアドバイス
公務員試験はコスパが悪い試験とよく言われます。試験に受かったところで内定がもらえるわけではなく、エントリーシートを提出する資格をゲットするにすぎないのです。なるべく効率よく受験勉強をすることを心がけて、政策研究などの時間をなるべく多く作ると良いと思います。
予備校を利用することで、効率的に学習できたといえますね。投稿ありがとうございました!
体験記執筆者のタリスマンさんは、TACで合格しました!