公務員予備校で人気の予備校はどこかと聞かれると、何をもって人気とするかで答えが変わってきますが、ここでは「受講生数が多い=人気」ということにします。

さて、各予備校の受講生数ですが、単に調べて比較すればいいだけの話かと思いきや、これがなかなか大変です。なぜなら、受講生数を発表していない予備校が大半だからです!

受講生数がわかると、合格実績から合格率も判明するので、利用者にとってはとても有益な情報となるのですが、発表されていないものは仕方ないです。予想するしかないですね。

大手公務員予備校の受講生数予測結果

それでは、各予備校で発表されている数値(主に2013年度合格実績を使用)をもとに、受講生数を「予測」してみました。あくまでも個人的予測ですので、実際は全然違う結果になることもあるかもしれません。目安としてご覧ください。

1番利用されているのはTACだった

最も利用者数が多いと思われる学校はTACでした。まあ、これは大方予想通りの結果で、高卒程度は扱っていないものの、大卒試験を網羅しているうえ、昔から一定の評判があることから、納得の結果です。Wセミナーという総合職試験向けに強いブランドも持っていますし、高い実績もありますね。

2位は東京アカデミー

2位は東京アカデミー。大卒にターゲットを絞ったTACとはうってかわって、高卒程度にも力を入れている学校です。特に地方公務員に強いと言われ、そういう点も人気の理由かと思われます。

完全生講義は好みが分かれる部分ではありますが、長年の実績からの支持もありそうですね。CMも見かけることがあるので、広告面も頑張ってそうです。

3位は大原

大原もCMで見かける大手予備校です。実は大原、専門コースを含めるとダントツの1位となってしまうんですね。しかし、予備校と専門学校の数値が混ざると正確な比較にならないと思い、大原は社会人コースのみで比較したので、結果は3位となりました。

4位LEC

個人的に意外だったのがLECです。よく「TACとLEC、どちらの学校にしたらよいのか迷っている」という話を聞くことがあったので、てっきり受講生数でも1番人気・2番人気になるものかと思っていました。

Webに力を入れている点など、学習方法が似ている点がLECとTACを比較して迷う理由となっているのかもしれませんね。

大栄は5位

予想より奮闘?大栄です。地味に合格実績も発表していますが、ここから数字を導き出すと、それなりの利用者が見込めます。

関西では生講義実施校もあり、一部校舎で発表されている合格実績ではなかなか良い成績を残しています。たぶん、地域差がありそうですね。大栄はアビバと提携し、校舎数を大きく増やしたので、今後も受講生数としては伸びそうです。

まとめ

予備校で正確な数値を発表していないので、全て予測で考えるしかありません。しかし、各予備校が発表している数値だけ眺めているよりも、意味はあると考えます。

とはいっても、いくら受講生数が多い学校を選んだとしても、それよりも合格率の方が重要です。そして合格率が良い学校を選んだとしても、自分が不合格になってしまっては、全く意味がありません。そういう意味では、すべて自分にかかっていると言えます。

参考:公務員予備校の合格実績や合格率ってぶっちゃけどうなの?

大手予備校であれば、どこでも一定の実績はあるわけで、選んだあとは結果を学校のせいにせずに自分なりに頑張る思考が大切だと思います。