厚生労働省
バブル経済崩壊などで、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行い、正規雇用の機会に恵まれなかった30代半ばから40代後半の就職氷河期世代を正規職員として雇用する動きが全国の自治体で広がっています。国は2020年度からの3年間で集中的に支援に取り組むことを決定しました。

総務省によると、2020年1月30日時点で33自治体が氷河期世代の採用を実施、計画しています。今後も募集は増えていくことと思われます。

年齢条件について

厚生労働省、内閣府は35歳〜49歳でした。ほかの募集も似たようなケースが多いです。年齢上限を45歳としている自治体もよくみられるので、詳細は募集要項をご確認ください。

受験資格について

年齢のほか、「過去1年間に正規雇用の実績がなく、かつ過去5年間に正規雇用の期間が通算1年以下」などの条件があります。

コロナで内定取り消し・離職者の採用増加中

新型コロナウイルス感染拡大の影響で内定取り消しや、雇い止めなどで離職した方を対象にした募集が出てきています。
例/加東市天理市
各自治体では臨時職員や期限付き職員の募集はよく行われていますが、こちらは正職員の募集ですので、該当する方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大の影響で雇い止めや内定取消しにあったという証明を提出する必要があります。

倍率について

採用試験の難易度についてですが、応募が殺到し、非常に狭き門となっています。たとえば兵庫県宝塚市では募集3人に対し1816人が応募し、倍率は600倍に達しました。2月2日実施の厚労省では採用枠10人に対し、1436人が受験。倍率は140倍となっています。技術職をのぞき、一般事務の倍率は100倍以上と考えた方が良さそうです。

現在募集中の氷河期採用試験

最新情報は(総務省)地方公共団体における就職氷河期世代支援を目的とした職員採用試験の実施状況でご確認ください。

国・都道府県の氷河期採用実施結果

・合格=最終合格者数
・倍率=応募数÷最終合格者数
団体名職種募集応募合格倍率
厚生労働省行政事務10193418107倍
内閣府行政事務106855137倍
北海道一般行政10657--
教育行政5145--
学校事務376--
神奈川県事務101035--
岐阜県事務5400--
愛知県事務5402850倍
京都府事務5---
兵庫県一般事務511145223倍
警察事務193193倍
教育事務1167284倍
総合土木357511倍
和歌山県一般事務580--
鳥取県事務4493--
土木112--
警察行政298--
高知県行政3---

政令指定都市の氷河期採用実施結果

・合格=最終合格者数
・倍率=応募数÷最終合格者数

団体名職種募集応募合格倍率
相模原市行政5437--
京都市一般事務5894--
神戸市総合事務10798--
福祉1066--
土木21--
建築25--
電気46--
機械34--
岡山市事務61465--
北九州市行政若干550--

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