就職活動で「公務員」を視野に入れてた?
「安定した職」といえば、公務員を浮かべる人も多いのではないでは?
就職活動で一体どのくらいの人が公務員になろうと考えていたのでしょうか。
また、ひとことで「公務員」といっても一般行政職から、消防士・警察官といった地域に必要不可欠な職種までさまざま。
公務員を目指す人は具体的にどんな職種を目指していたのでしょうか?
今回は、事前調査で就職活動を経験したことが「ある」と回答した全国の男女計1,567名を対象に、「就職活動における公務員職」についてアンケートを実施しました。
実際に公務員予備校に通っていた人達の意見もまとめていますので、ぜひ最後まで目を通してみて下さいね。
■調査手法
インターネットでのアンケート調査
自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を利用して調査を実施
■調査対象者
事前調査で就職活動を経験したことが「ある」と回答した男女
■調査期間
2021年2月18日~28日
■集計対象人数
1567人
1. 就職活動で「公務員」を候補 にいれたことはありますか?
調査の結果、男女1567人中557人(約35.5%)が「はい」と回答しています!
このことから、就職活動で「公務員」への就職を検討する人は全体の1/3程度いることがわかりました。
続いて、公務員を候補に入れた理由はどんなものでしょうか?
2.公務員を候補に入れた理由とは?
候補に入れた理由の最も近いものを1つ選択してもらった結果、一番多かったのは、男女557中408人(約73.2%)の「安定している」でした!
公務員は倒産による失業や、業績不振による収入の激変がないため一般的に「安定している」とされています。
また、育児休暇や有給休暇も一般企業に比べて取りやすいといわれているため、将来のライフプランが立てやすいことが特徴です。
今回の調査では世代や性別問わず、「安定」を求めて就職候補に入れた人が圧倒的に多いことがわかりました。
続いて、「公務員」とひとことで言ってもその中身は様々な職種があります。
公務員を候補に入れた人たちは、具体的にどのような仕事を候補に入れたのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
3. 目指した職種を教えてください。
最も多かったのは、男女557人中282票(約50.6%)の「地方公務員(市区町村)」、2番目に多かったのは男女557人中221票(約39.6%)の「地方公務員(都道府県)」でした!
公務員の約8割が「地方公務員」と呼ばれる人たちですが、地方公務員の仕事は多岐にわたり、地域のさまざまな場所で活躍します。
一般行政職は通常2~4年の間に部署異動がおこなわれるため、遠くに転勤したくないという理由で地方公務員を選ぶ人も多いようです。
公務員予備校では、目指す職種によって受講コースも変わってきますので自分の目指す職種に適した授業内容を選ぶことが大切です。
4. 実際に公務員試験を受験しましたか?
公務員を検討した男女557人のうち、実際に受験した人は337人という結果でした。
公務員試験の難しさに挫折した人や試験前に民間企業の内定をもらうなどの理由で、実際には受験しない人も多くいるようです。
ここからは「受験した」と回答した337人に、勉強方法やこれから受験する人に向けての意見を詳しく聞いたので一部ご紹介します!
5. 公務員試験はどのように勉強しましたか?
最も多かったのは、男女337人中237人(約70.3%)の「参考書を購入し独学」となりました!
続いて男女337人中48人(約14.2%)は「事前勉強を行わなかった」と回答した人が意外にも2位となりました。
6. これから受験する人にアドバイスがあれば教えてください。
「予備校に通った」と回答した人の意見
通った予備校「大栄」
過去問をよく解いて、その試験の傾向と、自分の今の状況を踏まえた傾向からの対策を立ててから、問題集などを繰り返し解いていくというのも、1つの手だと思います。
通った予備校「LEC (東京リーガルマインド)」
自らの目標を明確にし、どの省庁や部署に入りたいかを立てておくこと
通った予備校「EYE公務員試験予備校」
独特なので少しでも早く試験の勉強をすることがとても大切かと思います
通った予備校「大栄」
予備校を選ぶ際に、どんな講師がいるかリサーチした方がいいかもしれない
「オンライン授業を受講」と回答した人の意見
過去問を何度も解き、参考書は1冊、問題集も1冊やる
利用した予備校「大栄」
大学受験と違い広く浅くの知識が求められるので全般を勉強しましょう
利用した予備校「資格の大原」
分からないことが沢山あると思うが先生に聞いたほうがいい
「参考書を購入し独学」と回答した人の意見
それほど準備しなくても過去問を中心に既存の参考書を繰り返しやれば大丈夫。
コロナで例年と違うと思うので早くから色々用意した方が良い
とにかく問題集をたくさん解くことが大事と思う
「事前勉強を行わなかった」と回答した人の意見
基本的な学力があれば筆記試験は受かるが、面接となるとしっかりと志望理由を固めることが必要
私は自信がありほとんど勉強をせずに受験をして落ちた経験があります。何事にも手を抜かずに地道に研鑽を積み重ねることが一番です。
勉強しないで受験すると落第したのでよく勉強した方がいい
他にも「多くの経験をして人間性を磨いておくこと」や「多くの経験をして人間性を磨いておくこと」といったアドバイスがありました。
「事前勉強を行わなかった」と回答した人が48人いましたが、アドバイス回答を見てみると不合格だった人もいるようです。
また予備校・参考書での勉強など、方法はさまざまでしたが「計画を立てて勉強すること」「過去問を何回も解くこと」をおすすめする回答が複数寄せられました。
公務員試験は一般教養や専門知識など幅広くありますので、自分にあった勉強法で試験に臨むことが大切です!
公務員を考えている人は、これらの調査結果をぜひ参考にしてみて下さい。
過去のアンケート調査は以下をチェック!
2011年よりFC2のアンケートシステムを使い当サイトにて集計した結果です。上位3校は、TACが406票で52.9%、LECが103票で13.4%、東京アカデミーが90票で11.7%となりました。重複投票はできないシステムでの結果です。もちろん、これが絶対的な順位とはいえませんが、大まかな参考にはなるのではないでしょうか。ちなみに公務員予備校比較サイト運営歴8年になりますが、当サイト経由での資料請求や申込み数から考えても、大きくは外れていないような印象です。
合格実績の高い予備校が知りたい!
合格実績は、大手予備校になると公開している学校が多いのですが、各学校で出している分母が違うため、単純な比較ができないのが現状です。たとえば模試を受けただけの人も合格者に含まれている合格者数は多くみえて当然です。数値は大いに参考になりますが、学校同士を比較するのは難しいです。
TACとLECのweb通信で迷っている方
TACとLECに関しては、他のスクールと比較しても早くからweb通信に力を入れていたので、web通信を取り入れた受講を考えている方は、TACとLECは最有力候補にしてよいと思います。システムやノウハウ面で優れていることが期待できますし、もともと通学講座で実績があるので安心できるでしょう。ただ、講師次第です。LECは講師が選べるのでその点はTACより良いともいえるでしょう。