近年の公務員試験は面接重視の傾向があり、いくら筆記試験を満点で通過しても、面接の結果次第では最終合格できずに二次落ちもあり得ます。それどころか、一次試験の合格者を面接で半数以上落とすことも珍しくありません。そのため、予備校を利用したか否かは、差が出るポイントとなります。
ハローワークやジョブカフェなど、無料で模擬面接を利用できる場所もありますが、公務員に特化した対策ではないため、若干不安が残ります。
一次試験は独学でなんとかなったとしても、二次試験は努力だけではどうにもならない面があります。ですので、ここでは面接対策のみ受けることが出来る大手公務員予備校を4校紹介します。
模擬面接ありの単科講座がある予備校
まず知っておいてほしいのは、模擬面接を外部生が受けられる学校は少ないです。色々調べましたが、面接対策の講義だけなら単科受講できますが、模擬面接も常時単科で受けられる学校は見当たりませんでした。
ということで、ここで紹介した予備校が実際に現時点で模擬面接が受けられる状態なのかどうかは問い合わせしてみないことにはわかりませんので、その点はご了承ください。
東京アカデミー(地域限定)
口コミ評価 | 3.89 (19件) |
料金の目安 | 233,009 円/通信:72,212 円 ※当サイト口コミ平均 |
対応区分 | 大卒程度 高卒程度 社会人経験者 |
対応職種 | 行政職 技術職(通信のみ) 公安職 国家専門職 |
受講方法 | 通学(生講義) 通信(テキスト) |
所在地 | 教室(32件) |
東京校、渋谷校、大宮校などの関東エリアにて、1次合格者限定で、模擬面接試験の対策講座を受けられます。東京アカデミーは長年の実績ある予備校ですから、お近くにお住まいの方は検討してみてはいかがでしょうか。
■対象:2019年度公務員試験 1次試験合格者
※当講座は事務職・警察官・消防官・志望者対象の個別面接を想定しています。社会人経験者採用、技術職・資格職など専門的知識を必要とされる試験に関しては、人物評価(志望動機や自己PR等)のみの指導となる場合がございます。
※対象試験の1次合格発表前のお申込みは、お受け出来かねます(模擬面接時に参考資料として合格通知をご提出いただきます)。■実施時間:1回あたり約60分(模擬面接+講評)
■実施期間:
【第1ターム】5/1~8/31【第2ターム】9/1~12/29■定員:各校定員になり次第締め切りとなります。定員状況は各校にお問い合わせください。
■受講料:1回 10,000円(税込)
■申込方法:WEB受付のみ
2024年春受験を対象とした人物試験対策講座も開講が予告されています。こちらは2024年1月開催予定です。
2018年までは、東京校、渋谷校、大宮校などの関東エリアにて、1次合格者限定で、合格先の模擬面接のみを受けることができました。1回60分で人数限定。受講料は5000円で、1人最大3回まで受講可能といった内容でした。
地方でも面接試験対策に特化した講座が開講されていますので、公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
北海道/東北 | 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 |
---|---|
関東 | 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 |
中部 | 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 |
近畿 | 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 |
中国/四国 | 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 |
九州/沖縄 | 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 |
資料請求(無料)できます
東京アカデミーで資料請求
LECの模擬集団討論(関東)
集団討論を実施する自治体は増えてきていますが、一人で対策ができませんので、予備校の講座を受けておくと安心です。関東エリア限定となります。2023年受験者対象講座では、1回180分で一般価格12,000円でした。コース受講生は無料です。外部生でも申し込めるので、貴重な講座ですね。
模擬面接なしの単科講座がある予備校3校
面接対策講義のみであれば、多くの学校で単科講座が受けられます。
クレアール(講義+面接シート添削)
口コミ評価 | 4.00 (7件) |
料金の目安 | 190,086 円 ※当サイト口コミ平均 |
対応区分 | 大卒程度 高卒程度 社会人経験者 |
対応職種 | 行政職 技術職 公安職 心理福祉職 |
受講方法 | 通信(Web) |
所在地 | 教室(1件) |
クレアールは、Web通信に特化した学校なので、パソコンやスマホなど通信回線がある方なら誰でも受講できます。
単科講座の面接対策はWeb動画です。「面接対策で知っておくべきこと」を全16テーマの講義に集約しています。実際に公務員試験に合格された受講生の方の、面接風景を見ることができるもので、役立ったとの口コミがありました。
講義動画のほか、面接シート添削が受けられます。添削も含まれることを考えると、リーズナブルな講座ではないでしょうか。そのほか、経験者面接コースや、プレゼンテーション対策の単科講座もあります。
資料請求で公務員試験の合格体験記が載ったパンフレットGET
→割引情報は見逃せない!
クレアール公務員講座
LEC(職種限定Web動画/関東で面接ゼミ)
口コミ評価 | 3.84 (58件) ※当サイト口コミ平均 |
料金の目安 | 233,552 円/通信:209,040 円 |
対応区分 | 大卒程度 高卒程度 社会人経験者 |
対応職種 | 行政職 技術職 公安職 心理福祉職 国家専門職 国家総合職 外務専門職 |
受講方法 | 通学(生講義/Web) 通信(Web) |
所在地 | 教室(53件) |
面接対策講座 面接必勝ストラテジーは、対応職種は限られますが、一般価格7000円で職種に特化した面接ノウハウが得られる有用な講座です。Web動画による通信講座で、誰でも受けることができます。
過去の受験生・合格者から収集した面接再現や面接カード再現などを基に、各職種の面接の状況を紐解き、面接カードの書き方や自己PRのポイントはもちろん、職種別に押さえておきたい合格の秘訣をお教えします。面接情報が欲しい方にはLECの面接対策講座がおすすめです。
対応職種
東京都Ⅰ類A、東京都Ⅰ類B、特別区Ⅰ類、
裁判所事務官(一般職)、家庭裁判所調査官補引用元: 面接対策講座 面接必勝ストラテジー
面接ゼミは、新宿や渋谷・横浜など関東エリアの校舎での開講となりますが、少人数・個別指導つきの内容の濃い講座です。個別指導は、1人30分×2回までとなっていますが、外部生も申込みできる点で価値が高いです。定員があるので注意しましょう。
2次試験の面接対策を講師とゼミ参加者の少人数で行うことで、短期間でライバルに差を付ける面接力を身につけましょう!
横浜市 対策ゼミ<定員20名>/都ⅠB一般方式対策ゼミ<定員20名>/都ⅠB新方式2次対策ゼミ<定員20名>/都ⅠB新方式3次対策ゼミ<定員30名>/特別区対策ゼミ(新谷クラス)<定員20名>/特別区対策ゼミ(岡野クラス)<定員20名>/特別区・国家一般職対策ゼミ<定員20名>/公務員全般対策ゼミ<定員各20名>
引用元: 面接ゼミ
TAC(講義のみ)
口コミ評価 | 3.79 (61件) |
料金の目安 | 25万~35万円 |
対応区分 | 大卒 |
対応職種 | 国家一般職/地方上級/市役所/技術職/国家総合職/国税専門官/財務専門官/裁判所一般職/労働基準監督官 |
受講方法 | 通学(生講義/Web) 通信(Web) |
所在地 | - |
TACは面接対策講義と官庁訪問対策講義を単科講座で受けることができます。これらは講義のみの提供となっており、模擬面接・模擬集団面接・模擬集団討論・面接カード添削は含まれませんとの注意書きがあります。
講義を受けて、面接のポイントを把握しておきたい!という方には良いですね。料金は1万円前後で、教室講座のほかWebやDVDの通信講座もあります。ウェブ経由での申込みはできないようです。
北海道/東北 | 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 |
---|---|
関東 | 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 |
中部 | 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 |
近畿 | 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 |
中国/四国 | 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 |
九州/沖縄 | 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 |
オンラインの面接対策(大原)
大原ではskypeを利用したオンラインでの面接対策が受けられます。料金は1回25分3000円、プロ講師によるマンツーマンの面接指導です。
事前に送付が必要となりますが、エントリーシートや面接カードのチェックも可能。面接対策専門の先生たちによる丁寧な指導とのことで、近くに予備校がない方には貴重なサービスですね。公式サイト上からも予約できますが、予約に限りがありますので、できるだけ早めに枠を確保することをおすすめします。
資料請求(無料)できます
【資格の大原】公務員
まとめ
面接対策のみ受けることができる予備校は非常に少ないです。まあ考えてみたら当然ですが、予備校はコース生の対策を優先させたいわけです。合格実績になりますから、当然ですね。
しかも最近はどの学校でも、「コース生は模擬面接の回数無制限」といったことが普通に行われています。そんなわけで、外部生にかまっている時間もリソースもないということです。単科講座が受けられる予備校が少ないというのも納得できますね。
まずは自分の地域にどういった予備校があるのか把握し、その予備校に直接問い合わせるのが確実です。受けられそうな予備校がない場合、ハローワークやジョブカフェといったところで無料で面接対策を実施していることもありますので、そうしたサービスを利用するのも一つの方法です。