国家総合院卒最終合格

こむよびこむよび

この体験記の著者けんじさんは、法科大学出身者です。国家総合職試験は、司法試験に合格できなかった方でも半年あれば十分合格を狙える試験とのこと。同じような状況の方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

受験生データ

けんじさん(29歳男性)
受験回数 1回目
述べ学習期間 6ヶ月
勉強法 独学
得意科目 法律全般
不得意科目 数的推理・判断推理
受験結果
国家公務員総合職(院卒者)行政区分

勉強方法(教養/専門/論文)


教養試験対策
教養は、自分が文系なので、苦手でかつ配点が大きい判断推理・数的推理を中心に対策しました。まず、勝者の解き方敗者の落とし穴NEOシリーズを一通り読んで解き方を把握しつつ、並行して新スーパー過去ゼミを1周した後、間違った問題だけを何周も繰り返し解いて徹底的に解けるようにしました。

文章理解資料解釈は気分転換程度に新スーパー過去問ゼミを解くくらいしか対策をしませんでした。英文もありますが、TOEICスコアが740あったので、そのくらいの実力があればそんなに苦労しないと思います。ただ、問題数に対して解答時間が短いので、過去問500を解いてしっかり時間管理をできるようにしておくことが重要です。

役に立った問題集:
新スーパー過去問ゼミ 判断推理、数的推理
畑中敦子×津田秀樹の「判断推理」勝者の解き方敗者の落とし穴NEO
畑中敦子×津田秀樹の「数的推理」勝者の解き方敗者の落とし穴NEO

専門試験対策
専門は、法律を選択しましたが、経済学も興味があったので選択しました。法科大学院出身なので、法律はほとんど勉強しなくても大体8〜9割は取れました。そのため、法律科目に関しては過去問を1〜2周した程度しか勉強していません。

逆に、経済学は全く勉強したことがなかったので、基礎から勉強しました。最悪、経済学はそれほど点を取れなくてもよかったので、直前期は頻出分野にしぼって重点的に対策しました。

教養・専門ともに試験範囲は広いので、自分がどの科目を選択するのか、その科目の配点はどのくらいなのかを把握して、得意科目で取りこぼしをなくし、不得意科目でも点を稼いでいくように勉強していくのが重要だと思います。

役に立った教材:
公務員試験最初でつまずかない経済学 ミクロ編 マクロ編
国家総合職専門試験過去問500

論文試験対策
論文も、法律科目を選択しましたが、司法試験よりも難易度はかなり落ちるので、法科大学院出身者であれば、しっかりと司法試験と同様の対策をしていれば良い点数を取れると思います。

勉強方法(面接試験対策)

とにかく現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本を読んで、自己分析をして想定問答集を作っておくことが重要です。また、公務員試験雑誌や、官公庁のパンフレットを取り寄せ、実際の仕事のイメージを膨らましておくと、面接シートやその先の官庁訪問の際に書くエントリーシートを作成する際にも役立ちます。

自分はあまり早く対策できなかったのですが、1次対策をしている合間にも休憩がてら少しずつ進めておくと楽だったと思います。同様に、就活を並行して行なっていない場合、自己分析をしていないと思うので、自己分析も早めに始めておくと良いと思います。

直前期は、あらかじめ作成した想定問答集を頭に叩き込んで、面接を頭の中でシュミレーションすることに集中しました。

試験を受けた感想(筆記・論文・面接)


筆記試験に関しては、思ったよりも難しくなかったです。ただ、教養試験はとにかく時間が足りないので、点を取る問題と捨てる問題をしっかり判断するのが重要だと思います。

数的推理・判断推理は、文系出身者にとっては難しく感じると思いますが、解き方さえ覚えてしまえば比較的早く解けるので、敬遠せずしっかりと対策して確実に点を稼いでおくべきだと感じました。

文章理解・資料解釈はかなり時間がかかってしまうので、わからなければ飛ばす判断を素早くできるようにシュミレーションしておくことが重要に感じました。

論文試験は、司法試験を受けていたので難しくは感じませんでした。

面接試験に関しては、1次合格発表後になってから対策しましたが、正直間に合っていなかったので、官庁訪問対策も含めてもっと早めに自己分析・想定問答集の作成を行っておけばよかったなと思いました。

受験生へアドバイス

国家総合職は、試験科目は広いですが、時間をかけてしっかりと対策すれば必ず合格できます。特に、私と同じような法科大学院出身者にとっては、専門試験や論文試験でかなりアドバンテージがあるので、司法試験に合格できなかった方でも、半年もあれば十分合格を狙える試験です。

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