平成30年度特別区職員1類二次不合格

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2018年度特別区I類:二次不合格 あやさん(21歳女性)からの投稿です。1次試験は独学で合格されています。「合否が出る前からなるべく早く面接対策に取り掛かるべき」というアドバイス…参考にしたいですね。

受験生データ

あやさん(21歳女性/大卒)
受験回数 1回目
述べ学習期間 8ヶ月
勉強法 独学
得意科目 憲法、ミクロ経済学、マクロ経済学
不得意科目 民法、経営学、数的処理
受験結果
特別区I類二次不合格

勉強方法(教養/専門/論文)


教養試験はまず数的処理と文章理解等の知能分野を勉強し始めました。
数的処理は解説を読んで解き方を覚えた後、問題演習を繰り返しました。

文章理解については、私は英語が苦手であったため、頻出単語の暗記をしつつ英文・日本語文ともに毎日最低1問は文章題を解くようにしていました。

直前期には上記の勉強と並行して知識分野に力を入れ、暗記に徹しました。
ただし、中でも社会科学は専門科目ともつながる部分があったため、あまり勉強はしませんでした。

役に立った教材:
「スピード解説」シリーズ(文章理解、数的推理)
畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス
速攻の時事

専門試験はまず憲法とミクロ経済学、マクロ経済学を勉強し始めました。
各科目の導入本を2、3回眺めることでまず科目の全体像をつかみ、その次に細部まで読みながら問題集を解いていきました。
その後は導入本等を見ずに問題集を2、3週しました。

その次に学び始めた科目は、民法、行政法、財政学です。特に民法、行政法は難解な分野もあったため、深入りしないように注意しました。

直前期には、行政学、政治学、社会学、経営学等の暗記科目を重点的に勉強し、問題集を4週して知識を頭に叩き込みました。

また、財政学の中でも本年度の財政の内訳(具体的な数値)については知識が頭から抜け落ちている部分もあったので、再度勉強しなおしました。

役に立った教材:
「スピード解説」シリーズ
「新スーパー過去問ゼミ5」シリーズ

論文対策は、模試の模範解答や、過去に公務員試験を受けた先輩が練習用に書いた論文を参考にしました。
それらを読み込んだ上で要点を抑え、同じテーマで論文を書く練習をしました。
論文対策は試験の2ヶ月前から始め、だいたい週に2回程度書く練習をしていました。

役に立った教材:
論文試験頻出テーマのまとめ方

勉強方法(面接試験対策)

学校のキャリア支援課、新卒ハローワークで面接カードの添削や模擬面接を行ってもらうとともに、同じく公務員を志望する学校の友人数名と一緒に模擬面接を行いました。

友人が予備校に通っていたため、いろいろな情報を得ることができました。面接対策の本等は購入していません。

試験を受けた感想(筆記・論文・面接)


本年度の特別区の試験は、教養試験が難しく、専門試験が易しかったという印象です。

特に数的処理が難しく、時間を取られてしまったことが悔やまれます。「難しい問題は潔く諦め、解ける問題から解く」ということは試験の基本ですが、本番で緊張していると思うように実行できないこともあるので、模擬試験等を最大限に利用すべきだと思いました。

専門試験は科目選択制ではなく問題選択制ですので、科目はできるだけ絞らず、満遍なく勉強した方のほうがいい結果を出していたという印象があります。

面接試験については、同時に数十名の受験者が同じ空間で面接を行うため、緊張していてもハキハキ話すことが大切だと思いました。それから、面接で熱意を見せるネタとして区や区役所に事前に足を運んでおくべきだと思います。

どのような点で不合格だったと思いますか

あまりハキハキと話せなかったこと」「わからないことに対して無言になってしまったこと」であると思います。特別区の面接では一度に大勢の受験生が面接を行うので、ハキハキ話さないと相手に声が伝わらないと思います。私は緊張しすぎてあまり声を出すことができませんでした。

また、わからない質問に対して「わかりません」と言えず、かといって良い解答も思いつかず、無言になってしまったことも敗因だったと思います。わからないことに対して正直にわからないと言えるかどうかというところも見ていると思います。

受験生へアドバイス

公務員試験といえば勉強が大変というイメージがあるからか、筆記試験ばかりに目が行きがちです。しかし、特に地方公務員であれば面接重視の自治体の増えているので、面接対策は必須です。筆記試験を終えたら、合否が出る前からなるべく早く面接対策に取り掛かるべきです。

こむよびこむよび

面接対策は重要ですね。練習も大切ですが、ある程度は知識としてのノウハウも必要かもしれません。せっかく独学合格したのに面接落ちしてしまうのは悔しいですね。次はぜひとも合格してほしいです。

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