こむよびこむよび

2019年度、福祉系の公務員試験を受験するも不合格だった23歳かるかんさんからの体験記です。

受験生データ

かるかんさん(23歳)
述べ学習期間 12ヶ月
勉強法 独学
受験結果(2019年度)
法務省専門職員保護観察区分:二次不合格
H市役所社会福祉区分:二次不合格

私は民間の営業職を退職後、アルバイトで生計を立てながら地方公務員への転職を目指していました。

大学生時代にも地方公務員試験を受験しましたが、すべて不合格の結果で終わったため、今回の挑戦は二度目となります。

受験したのは地元の県庁と隣接した市役所です。最終面接まで残ったものもありましたが、結果はすべて不合格でした。

アルバイトと両立しながらの勉強法

勉強自体は一年前から開始しましたが、モチベーションを保てずに遊んでしまっていた時間もあるため、本格的に始めたのは一次試験の半年前くらいからになります。

夕方から夜にかけてアルバイトをしていたため、勉強は昼間だけでした。午前10時から近所の図書館で勉強を始め、お昼休憩を挟んで夕方の5時まで、だいたい5~6時間ほどの勉強時間でした。

県庁と市役所を同時受験するために、勉強時間の半分は社会、地理などの一般知識に、もう半分を県庁試験に必要な経済学や民法などの専門試験に当てていました。最初は自宅で勉強していましたが、他者の目がある図書館のほうが小さな緊張感があるため、集中して受験対策を進めることができました。

使った参考書は洋泉社の「公務員試験受かる勉強法落ちる勉強法」です。予備校に通っていなかった私にとって、勉強スケジュールまで載っているこの本は大変心強かったです。

最終面接の順位について

M市役所は最終面接まで残ったのは90人ほどであり、予定合格人数は40人弱。私の順位は60番台でした。

2次試験突破時点と最終面接終了後の順位が変わらなかったため、面接での評価は良くも悪くもなく、そのままスライドしたのではないかと思います。

やはり面接でそれまでの順位をひっくり返すのは容易ではないと感じました。筆記試験である程度他の受験者と差を開く必要があるでしょう。筆記試験にもう少し時間を割くべきでした。

【後悔その1】面接は大切だが筆記も同じくらい大切

G県庁については、筆記試験対策が合格ラインにまったく届いていませんでした。市役所と違い専門科目があるため、少なくとも1年くらい前から余裕を見て勉強を開始するべきでした。

市役所についても筆記試験対策が重要であると思います。よく「市役所は筆記よりも面接が大切」といったことが公務員試験対策の記事などであります。もちろん面接は大切ですが、筆記で良い点数を取っておくことも同じくらい大切です。

試験方法がリセット方式のように、1次試験、2次試験と進むごとに点数リセットされるなら筆記は合格ラインぎりぎりでも構わないでしょうが、積み上げ方式であれば筆記の点数で他の受験者と点数を引き離しておくほど有利です。なぜなら面接では点数にそこまで差がつかないからです。

面接で順位を逆転させるには、よほど面接官に好印象を与える内容でなければならないでしょう。

【後悔その2】勉強スタートの時期を早めるべきだった・・・

本格的に勉強をスタートする時期をもっと早めるべきでした。「まだまだ時間がある」そう思っているうちに、気づけば試験まであと僅か。密度の薄い勉強をだらだらと続けるよりも、短期間で集中して行うべきです。

そのためには、「今日は参考書の~時間勉強しよう」という目標の立て方ではなく、「今日は参考書の~ページまで勉強しよう」という量より質のスタイルで勉強したほうが効率的かと思います。

また、私は最終面接で想定外の質問をされて動揺し、その後の面接がぐだぐだになってしまったことが敗因のひとつであると反省しています。どんな質問が来ても慌てることのないように、想定質問を十分な時間をかけて準備するべきだったと後悔しています。

受験生へアドバイス

何よりも「受かるんだ」という気持ちを強く持つことが大切だと思います。

受験者人数と合格予定者人数を見ると、「私なんて受かるのだろうか」とネガティブな気持ちになることでしょう。私も筆記試験を受けに来た何百人という受験者を前にして、「この中から数十人しか受からないんだ・・・」と暗い気持ちになりました。

しかし、それでも最終面接の数十人まで残ることができました。最後に合格を勝ち取ることができる人は、最後まで諦めずに頑張れる人なのではないでしょうか。

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筆記試験の順位は重要ですね。できるだけ早めの学習スタートが大切だと改めて思いました・・・投稿ありがとうございました

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