2019年度に公安系で4つ受験し、札幌市消防と警視庁は二次不合格となった22歳akairoさんからの体験記です。
akairoさん(22歳)大学生
述べ学習期間 10ヶ月
勉強法 独学
北海道警察:一次試験不合格
東京消防庁:一次試験不合格
警視庁:二次試験不合格
札幌市消防:二次試験不合格
→体力測定・面接 総合点で不合格
札幌の大学在学中に受験。部活動と並行して3年生1月から独学で勉強を開始。第一希望は札幌市消防であった。
浪人するつもりはなく、合格できなければ就職する思いで受験。部活動との両立は難しかったが、第一志望の札幌市消防の一次試験(筆記)に合格。周りはスクールに通っていたが筆記試験を突破したのはakairoのみであった。
勉強法(裏技の本を利用)
3年生の1月から勉強を開始しました。公務員試験突破のための裏技の本を参考に勉強を進めていきました。その本の勉強法を説明します。
まずは配点が多い科目のみに絞ります。憲法、行政法、文章理解、空間把握、数的推理等に絞ります。民法は配点は多いですが、範囲が広いので追いつけたら実施します。
勉強の進め方です。1つ目は問題の解き方は答えを見て先に進めていきます。一つ一つ解いていたら時間が無いからです。答えをどんどん見て数的推理は時からの公式を答えのところから学びます。
2つ目は5択を4択以下に減らしていきます。公務員らしからぬ選択肢は排除していきます。答えを見つけるより、間違えを見つけ正解率を上げていきます。
3つ目は多数決を取ります。複数の答えが群になって選択肢にある場合は、共通する選択肢が多いグループを残していきます。
4つ目に復習を行うことです。人間の記憶は1週間ぐらいが限界らしいので1週間単位でさかのぼって復習し何周もしていきます。
試験結果について
札幌市消防の筆記試験は教養・専門がありました。akairoが受けた試験で唯一の専門問題がありました。
1次試験(筆記、体力測定、面接)は筆記試験でまず、ふるいにかけられます。筆記試験に合格すれば体力測定、面接につながります(別日程)2次試験には面談とプレゼンテーションがあるようです。
体力測定の内容は、反復横飛び、シャトルラン、立ち幅跳び、上体起こし、握力測定等あり日ごろから試験勉強と共に体力もつけておかなければかなり大変です。
次に特筆するものとしては、警視庁です。
北海道警察の併願で警視庁を受け、警視庁のみが1次試験合格しました。結論としては12人合格の中13位でありました。
筆記試験は教養問題のみ体力測定が独特で、身体に障害が無いか体(髪の中までみる)に入れ墨?がないか等を見ているかのような少し異様な体力測定でした。
不合格の理由1:筆記の点数不足と服装
札幌市消防ですが単純に筆記試験での点数が足りなかったことと、面接の際にビジネスカジュアルと書いてあったのでビジネスカジュアルで行ったらわりと周りがスーツだったことかと思います。
ビジネスカジュアルって書いてんだろと少し憤りを感じましたが、公務員たるもの規律が必要ですのでそのあたりが足を引っ張ったのかと思います。
不合格の理由2:「仲間が死にかけているのをみてあなたは助けますか?」の質問への回答
面接で印象に残っている質問で、仲間が死にかけているのをみてあなたは助けますか?と聞かれたのを覚えています。答えは何かわかりませんでしたが、たぶん助けに行きます。と答えたと思います。
人命第一ではありますが、自分の命を守るのが第一という答えが正しかった?かと思います。
不合格の理由3:軽い動機が見抜かれていた
あとは根本的に実際に合格された方との違いは勉強量と消防、警察官になりたい気持ちが足りなかったのかと思います。
akairoの動機としては、当時付き合っていた彼女が札幌にいたからと周りがハイパーレスキューになろうぜという少し不純で軽い動機であったからだと思います。面接ですべてを見抜かれていたと思います。
【後悔】勉強時間と量の不足
最大の後悔していることは勉強時間・量です。ここさえ十分に取れていれば、難易度的には問題なく通過できる手ごたえはありました。
実際に半年ほどで筆記試験を突破していることを考えれば、勉強方法としては間違っていなかったと考えます。
akairoの場合は部活動との両立がありましたので、勉強方法も少しオカルト的なものになってしまいましたが、答えから探っていくことや公務員らしからぬ選択肢は削っていくことは合格に向けてかなりの近道であると考えます。
あとは、記念受験で東京消防庁を受けに当時、東京まで出向きましたが、落ちましたし、そこまで入りたいと思っていなかったのでお金の無駄だったと感じました。それなら北海道で一つでも多く問題を解いた方が良いと感じました。
受験生へアドバイス
復習が大事です。復習を3周以上実施することが重要になりますので必然的に勉強に着手する時期は早ければ早いほど良いです。
また、スクールに通わなくても十分通用すると思います。スクールでは、わかりやすく説明してくれる講師がいる、仲間がいる等メリットはたくさんありますがたぶん遠回りな部分があります。
六法や数的推理等、知識を勉強覚える必要ありません。公務員試験は知識を増やす段階ではないと思います。
まずは試験に受かる勉強方法をし、なりたいものになる。なりたいものになったから時間をかけて知識を増やしていきましょう。
思っているより時間は2倍以上足りないと思って、無駄のない勉強方法を確立してほしいです。
勉強時間と量を確保するには、早めの学習が最も近道ですね。投稿ありがとうございました。
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